羨ましがる気持ち

梅雨が早くもあけてしまったうだるような暑さがやってきた。

そして私は人生で33回目の夏を迎える。あれ、28歳くらいではなかったか。。。という錯覚が。昔誰かが人生はトイレットペーパーのようだと言っていた。最初はゆっくりと回るが、歳をとるにつれてて加速し、あっという間につきる。なるほど。ということは、感覚的には人生の半分は終わっているということだろう。後悔しないように生きたいと思う。

 

20代の頃には対して持たなかった感情を30を超えて持つようになった。それは他人への嫉妬である。自分より充実した生活を送っていると思われる人を見ると「羨ましい」という気持ちより、妬ましいという感情がまさってしまう。本心では素直に「羨ましい」と思い、真似をしたければ真似をすればよい。その方が健全であるが、「嫉ましい」の先には、人の失敗を楽しんでしまうような黒い感情が現れることもある。

 

なぜこんな感情を持つようになってしまったのだろう。おそらく20代の時は多くの20代がそうであるように自意識を強くもっていたのだろう。自意識が強いというのは、例えば「自分は必ず認められる存在」「自分はかっこいい(かわいい)」というふうに自分を肯定できる力の源である。しかし、歳をとると自意識というのは一般的には弱まる。30代になると、自分が人生の主人公であるという意識が薄れ、自己肯定感が弱くなってきたのだと思う。だから、自分より素敵な生活を送る人をみると、20代の頃のように「自分も素敵な生活がおくれる」と考えるのではなく、ただ妬ましいという気持ちになってしまうのかもしれない。

 

いくつ歳をとっても自分は充実した生活を送っているのだという、自己肯定感を持ちたいものです。